- 2015-6-10
お宮参りは、どこの神社に行けばいいの?
お宮参りは「地域の氏神様に赤ちゃんの誕生を報告するとともに、健やかな成長を祈る」事を目的に行います。ですので、決して遠路はるばる有名な神社へ行く必要はありません。
氏神様は、その地域を守ってくれている神様ですから、多くの場合が家の近くの神社です。分からない場合や心配な場合は、近所の方などに聞いてみてもいいかもしれませんね。
お宮参りは、いつ行くの?
男の子は生後31日、女の子は生後33日目に行くとされています。
しかし!厳密に31日目や33日目にお宮参りに行ける場合は少ないのではないでしょうか。
あまり日にちにこだわらず、気候やその日の天気、家族が集まれる日などを考慮してお宮参りに行くのが一番!寒いエリアでは「温かくなるまで3ヶ月位待って」という事もよくある事。
あくまでも「目安!」と割り切りましょう。
どんな服装がいいの?
もちろん、ジーンズやビーサンではNGなのはわかりますが、逆にどこまで「正装」でなければならないの?そもそも「この場合の正装って何?」となりますよね。
「正装」=「着物」?でも、着物なんて、成人式か結婚式でしか着た事ないわ!という方も多いはず。
着物マスト!なんて事はありませんので、ご安心くださいね。
お宮参りの服装の基本的な考え方
では、まず基本的な事をおさえましょう。
「赤ちゃんに合わせる」といたってシンプル。赤ちゃんが主役ですからね。
まず、赤ちゃんから当日の衣装を決めましょう。
赤ちゃんの選択肢は3パターン
どこまでの「正装度」を赤ちゃんに求めるか?やママパパの考えや、実家・義実家の両親の考え方次第です。
「正装」度合順に、上から
2. ベビードレス&祝い着
3. ベビードレス&ケープ
この中で、実際にお宮参りでよく見られるのが、2の「ベビードレス&祝い着」。
白羽二重まで用意するのは大変だけど、祝い着もないのはさみしい!という方が多いのでしょう。ちょっと祝い着を羽織ると、とたんに「正装感」がぐっと出るのもポイントが高いですね。
また、この「祝い着」さえ着用してしまえば、中に何を着ているかは全く分からないのも現実・・・。であれば、白羽二重にこだわるよりは、赤ちゃんが快適になるように調整してあげる方が、行事自体を楽しめます!
赤ちゃんのパターン別、ママパパの服装
1. 白羽二重(しろはぶたえ)&祝い着
赤ちゃんは完璧な正装。パパママともにフォーマル感漂う装いが良いでしょう。
パパ&おじいちゃん
ブラックスーツが基本。
ブラックスーツは、いわゆる礼服と呼ばれる種類のスーツで、一般的なビジネススーツとは異なります。黒の濃さが違うので、一目でブラックスーツか、ビジネススーツかはわかります。
もちろん、パパも和服の正装という選択肢もあります。その場合は、一つ紋か三つ紋の羽織に着物・袴を着用します。
ママ&おばあちゃん
訪問着や、色留袖を着用しましょう。
もちろん、「正装」の代表格である「黒留袖」を着用しても良いのですが、現代ではお宮参りでの黒留袖はほとんど見かけませんので、訪問着などで十分です。
2. ベビードレス&祝い着
どちらの場合も、場に適切なフォーマルで参拝しましょう。
今はベビードレスを着せることが一般的。記念写真を写真スタジオなどで撮影する時は、ベビードレスの上から祝い着で撮ることが多いです。
パパ&おじいちゃん
ブラックスーツやダークスーツ で問題ありません。
現代ではお宮参りに参列する父親の服装はスーツが大半です。
ママ&おばあちゃん
お着物なら、訪問着や色留袖。お洋服なら落ち着いたフォーマルなワンピースやスーツなどが良いでしょう。
お宮参りの定番のカラーは薄いピンク、薄いブルー、ベージュなどの淡いカラーをチョイスするのが無難です。
3. ベビードレス&ケープ
どちらの場合も、場に適切なフォーマルで参拝しましょう。
パパ&おじいちゃん
ブラックスーツでも構いませんが(むしろ正装です)、ダークなビジネススーツで十分です。ブラックスーツの場合は、ネクタイも礼服用のネクタイにします。
ダークなビジネススーツの場合は、お祝いの場らしい明るめのネクタにしましょう。
ママ&おばあちゃん
お着物なら、訪問着や色留袖。お洋服なら落ち着いたフォーマルなワンピースやスーツなどが良いでしょう。ママは、色や形などで「しっかり者のお母さんらしさ」を演出する事も大切です。
そして、一番のポイントは授乳しやすさ。生まれたばかりの赤ちゃんは授乳間隔が短い事がほとんど。最近は、授乳のしやすいフォーマルワンピースなども販売されているので、それらを着用するのが、安心ですね。
着物の場合には、着用したままの授乳はかなり大変です。
万一の事も考え、念のためミルクも準備しておくと良いですね。その場合は、哺乳瓶でミルクを飲める事が前提となりますので、事前の練習も必要でしょう。
そのルール現役?家庭によって違いますが、事前の確認をオススメします。
お宮参りに誰と行くのか、によりますが、両親や、義両親が一緒に行くご家庭も多いようですね。
特に両家にとって初孫だったりすると要注意!!おじいちゃん、おばあちゃんの気合もmaxです。
そんな時、「昔からの習わし」が出てくる事も多々あり、このお宮参りの場面でむくむくと頭をもたげる事も。
それは「お宮参りでの赤ちゃんは、父方の祖母が抱っこする」というもの。
ママとしては複雑?かもしれません。
赤ちゃんの祝い着は母方で準備する事が多いので「その祝い着を準備したのは、うちの母なのに!」とモヤモヤする!というのもよく聞く話。
そのモヤモヤを少しでもおさえるために、何故に母方の祖母でないのか?少し理由を知っておくと、多少はスッキリするかもしれませんよ。
その理由は、昔は、お産は、血や死と隣り合わせで穢れ(けがれ)があるとされていたため、お宮参りは「穢れ払い」の場とも考えられていたようです。そのため、穢れ払いが終わるまでは、お産にかかわっていない人が抱っこして参拝するとされていたようです。
里帰りなどから、母方も出産に関わっているとみられ、父方にとなったようですね。
せっかくのお祝いの場なので、揉め事はもちろん避けたい!!
「誰が抱くか問題」だけでなく、当日の衣装なども両家で差が出てしまうと気まずいムードが流れるもの・・・。
やんわりと、慣習やしきたりについてのスタンスを両家に確認しておくといいですね。
せっかくの「正装」。やはり「写真撮影」は欠かせません。
無事、お宮参りも済みほっと一息。
しかし、ママ・パパ・赤ちゃんのみんなが「正装」をしている貴重なこの日。
であれば、やはり写真撮影をしてみませんか?
選択肢としては、
・自分で撮影
・カメラマンに神社に来てもらう
・写真スタジオへ移動
などがあり、それぞれの良さがあります。
赤ちゃんに、これ以上負担がかからないように自宅で自身で撮影するという方法ももちろんいいですよね。
現在は、カメラの性能も上がり、手持ちのカメラでもある程度はキレイに撮影できます。
でも、やっぱりプロの方にお願いすると、格段に表情の豊かなとっておきの一枚が撮影できたりする事も。
ぜひ、「赤ちゃんの撮影にも慣れている」カメラマンを探して、想い出の一枚を残してくださいね。
フォトハグでも、たくさんのカメラマンさんやスタジオをご紹介していますので、ぜひチェックを。
ここまでやれば、もう完璧!最後は「食事」でお宮参り終了!
いわゆる王道の方式だと「お宮参り」→「写真撮影」→「料亭での会食」までが一つのルートともいえます。
食事を楽しむ方法としては、
・神社の近くの料亭やレストランを予約
・仕出し弁当などをデリバリー
・自宅で食事
比較的、レストランなどを予約して外食する人が多いようですが、その際、ぜひ「個室」を予約できるところを選択するのがベター。
食事中に、赤ちゃんが泣いてしまって授乳となるケースも十分考えられます。赤ちゃんも大変ですが、場合によっては周囲が気になってパパやご両親も食事どころではなくなってしまいます。
「個室」が難しい場合でも、ぜひ「授乳室」があるか?は予約のタイミングで確認しておくと安心ですね。
また、赤ちゃんは朝からの外出でお疲れモード。会食もなるべく手短に済ませられるレストランを選べると、赤ちゃんにも負担が少なくてすみますね。