- 2024-11-19
国際化が進み、外国人と結婚するということもめずらしいことではなくなっています。
日本では、「田中 一郎」のように「姓」と「名」で名づけることが一般的ですが、欧米では、「ドナルド・ジョン・トランプ」のように「ファーストネーム」・「ミドルネーム」・「ラストネーム」をつけることが一般的です。
ミドルネームの考え方にはいくつかありますが、一般的には両親や祖父母、尊敬する人物からつけることが多くなっています。確かに、赤ちゃんにミドルネームをつけることで両親の名字が一目で分かりますし、名前にいっそう特別な意味を含めることができます。
ここでは、日本でもミドルネームをつけることができるの?という疑問について考えていきましょう。
Q:日本でミドルネームってつけられる?
A:日本では、赤ちゃんに欧米のようなミドルネームをつけることはできません。
具体的には、日本の戸籍では戸籍法に基づいて「姓」と「名」が登録されるため、「ドナルド・ジョン・トランプ」のように、ミドルネームとして区別して表示することができません。
しかし、戸籍法で名づけに使用できる常用漢字や人名用漢字、平仮名、片仮名は、戸籍に登録するうえで字数に制限がありません。つまり、姓を「田中」にして名を「ジョン一郎」のように「名」の一部としてミドルネーム風に名前をつけることができます。
赤ちゃんの名前はミドルネーム風につけられる
赤ちゃんの名前に、両親のルーツを含ませる意味でもミドルネームを付けたい、と思うことがあるかもしれません。
ミドルネームとして登録はできませんが、名の一部としてミドルネーム風な名前をつけることができます。
ですが、子どもが将来受験や免許の登録、戸籍の取り寄せなどをする際に、長すぎる名前は確認を求められたり、記載するのに手間がかかったりなど不便なこともあります。
ミドルネーム風の名前をつけるときは、家族とよく話し合ってから付けてあげる方が良いでしょう。