- 2024-11-19
暑い夏が終わって、紅葉も見られる秋。日本の四季の中でも風情のある季節ですよね。
そんな秋に生まれる女の子には、秋の花にまつわる名前をプレゼントしてみてはどうでしょう。
音感も色のイメージも美しい【藍】(あい)
「藍染め」など、染料としても有名な「藍(あい)」。
花は見たことがないという方が多いかもしれませんが、秋に小さな赤い花をつけます。「藍色」は濃い青色なので、ちょっと意外ですね。
衣服の染料として使われたということからか、花言葉は「美しく装う」。
「あい」というかわいらしい響きと、「藍」の漢字の落ち着いた、和の印象のあるイメージがちょうどバランスの良い名前になりそうです。
- 藍(あい)
- 藍子(あいこ)
- 藍花(あいか)
- 藍乃(あいの)
- 藍里(あいり)
- 藍莉(あいり)
- 藍美(あいみ)
小さくかわいらしい【茜】(あかね)
「茜(あかね)」は山野で自生する花で、秋に開花を迎えます。こぢんまりとした小さな花で、白色や薄い黄緑色の花を咲かせます。
染料としても知られていますが、花ではなく根から色をとるのでだいだい~あかい色。「茜色」として表現されるのはこちらの色ですね。
秋に美しく見られる赤い夕焼け空を「茜空」といったり、元旦の日の出前の空をさして「初茜」といったり、風情のある、秋らしいイメージの名前です。
音読みは「せん」と、女の子の名前には使いづらいかもしれませんが、
- 茜奈(せんな)
- 茜里(せんり)
なども候補にいかがでしょう。
また、「茜」の漢字を使わずに
- あかね
- 明音
- 明寧
- 朱音
などの漢字をあててもかわいらしいですね。
美しい女性をあらわす【芙蓉】(ふよう)
「芙蓉(ふよう)」は夏から秋にかけて白やピンクの大きな花を咲かせる、秋を代表する花。
昔から美しい、しとやかな女性をたとえる言葉として使われ、花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」と、女の子の名前にはぴったりの花です。
でも「芙蓉」とそのままだとちょっと名前には使いづらいかもしれません。
「芙」「蓉」それぞれ別で使うと、いろんな名前が広がりますよ。
「芙」
- 芙羽(ふう)
- 芙季(ふき)
- 芙希(ふき)
- 芙月(ふつき・ふづき)
- 芙美(ふみ)
- 芙美香(ふみか)
- 芙美花(ふみか)
- 芙美子(ふみこ)
- 芙優(ふゆ)
- 芙雪(ふゆき)
- 芙幸(ふゆき)
「蓉」
- 蓉(よう)
- 蓉子(ようこ)
- 蓉花(ようか)
- 蓉佳(ようか)
響きがかっこういい【紫苑】(しおん)
「紫苑(しおん)」は秋にその名の通り美しい紫色の花を咲かせるキク科の植物。「アスター」と呼ばれる花の一種でもあります。
大きな紫色の花がたくさん集まって咲く様子を、草木が集まる庭園を意味する「苑」と表したことが由来とされています。
一輪の花というよりは、たくさん集まった様子を体現する名前なのですね。
そのまま「紫苑(しおん)」の名前だけでなく、漢字を変えてみたり名前に使いやすい「紫」を使ってみるのもいいでしょう。
- 紫苑(しおん)
- 紫音(しおん)
- 詩音(しおん)
- 紫乃(しの)
- 紫穂(しほ)
- 紫(ゆかり)
やしい心に【りんどう】
りんどうは、秋の山野に咲く代表的な植物。青い小さな花がかわいらしいですよね。
花言葉は「正義」や「誠実」、「悲しんでいるあなたを愛する」と、まっすぐな心とやさしい心を持った子に、という願いにぴったりです。
漢字で書くと「竜胆」と、ちょっと名前には使いづらいですが、りんどうを由来として「りんちゃん」と呼ぶ名前はかわいらしいのではないでしょうか。
- りん
- 凛子(りんこ)
- 倫子(りんこ)
- 凜花(りんか)
- 凜香(りんか)
- 鈴香(りんか)
- 鈴佳(りんか)
いかがでしたか?
夏の終わりから秋にかけて咲く花を中心にご紹介しました。
秋に咲く花は決して多くはないですが、日本らしい印象や、落ち着いた印象を持つ花が多いかもしれません。
日本の四季を感じられる名前でもありますので、ぜひ参考になさってくださいね。