- 2015-11-9
赤ちゃんができたら最初にすること、それは赤ちゃんを産むための病院を探すこと。自分がどういう環境で赤ちゃんを出産したいか優先順位を決めて慎重に病院を選びましょう。人気の病院は予約でいっぱいって事もありますから早めに出産のイメージを固めておくことがポイントです。
・どんな病院の種類があるのだろう? ・病院を探す方法は? ・病院を選ぶポイントは? ・出産スタイルの種類 ・三大セレブ病院ってどんな病院? |
どんな病院の種類があるのだろう?
赤ちゃんを授かったら最初に出産する病院や出産スタイルをイメージしましょう。また、事前にどんな種類の病院があるか知っておくことも大事ですよ!では、どんな病院があるか見ていきましょう。
□大学病院、総合病院など
設備の充実、高度な医療が受けられる。NICU(新生児の集中治療室)が入っている病院がほとんどなので、母体に何かあった場合はすぐに処理してもらえるので安心。診察時に紹介状などが必要になってくる場合があり。診察の待ち時間が長かったり出産したくても満室だったりすることもあります!
□産婦人科専門病院、レディスクリニック
初診の医師が妊婦健診、分娩まで診てくれることが多いので信頼関係を築けます。地元がベースの産婦人科なので通院が便利で楽ちん。最近は妊婦向けのサービスとしてフットマッサージやヨガ教室などを開催しているところも多くなってきていますよ。
□助産院
自然な状態での出産ができるためこだわりのある妊婦さんに人気。出産は入院、自宅、どちらにも対応しているところがあります。出産にそなえて心と身体のバランスをとるため食事から指導をしてくれるところが多いです。ただ、助産師は医療行為自体はできないので提携している産婦人科の診察も並行して行わなければいけません。あと逆子、帝王切開などには対応していないので要注意!
病院を探す方法は?
最高にすてきな出産ができるよう自分にあった病院を選ぶには、一にも二にもリサーチが大切です!
色々な手段を駆使して上手に病院探しをしていきましょう。
□自分で見学、口コミ
気になっている病院などは直接自分で見学にいってチェックするのが確実!ママ友や知り合いから直にリアルな評判を聞くのも参考になりますね。
□インターネット
パソコンやスマホの検索エンジンで病院をさがすのも手軽で簡単です。出産に関する口コミサイトもあるので色々な情報がわかりとても便利です。ネット通販サイトは、検索がわかりやすく購入した際には、自宅まで配送してくるので妊婦さんにはおススメです。里帰り出産を考えている方は、ネットで地元の病院を検索して事前に気になる点をクリアにしておきましょう。
□雑誌や書籍
最近では「人気病院のランキング本」や「産婦人科ガイドブック」などが売られているので書店にいった際はチェックしておきましょう。
病院を選ぶポイントは?
数多くの病院をリサーチしたら、いよいよ自分に合った病院選びを絞り込んでいきましょう!複数の候補をあげてパパやおばあちゃんと相談して決めるのもいいかもしれませんね。では病院選びのポイントをみてみましょう。
□自宅から病院までの時間
出産まで月に一度は診察で通院することを考えると、短時間で移動できるエリアの方が断然楽です!破水や陣痛が急にきた場合のことを考えると移動時間は1時間内ならOKでしょうか。
□何かあった場合の緊急時の対応や提携先の医療機関
出産までの間に母胎に何かあった場合や分娩中のトラブル時の対応方法などを確認しておきましょう。「妊娠は病気ではない」といわれることが多いですが、赤ちゃんのためにもいろんなシチュエーションを想定しておくことも大事なことですよ。
□出産に関わるスタッフを信頼できるか?
医師、助産師、看護師などの対応に不安な点はないか、コミュニケーションに違和感がないか病院の出産方針に共感できるかなど、しっかり判断しておきましょう。何かひとつでもひっかかる事がある場合は、必ずクリアにすることが大事です。
□自分の希望する出産スタイルがあるか?
最近では出産スタイルもさまざま自分に合ったものを選ぶことができます。担当医師と相談して母子ともに安心・安全な分娩を検討して満足なお産をしてください。
では、どんな出産スタイルがあるかご紹介しますので参考にしてください。
出産スタイルの種類
<赤ちゃんが産まれてくる場所の違い>
・経膣分娩(けいちつ)
お母さんの産道から膣を経由して赤ちゃんを産むことです。日本では一般的で自然分娩と言われています。
・帝王切開
経膣分娩より帝王切開が適していると判断された場合にお腹を切開して子宮から直接赤ちゃんを取り出す方法。麻酔を使用するので手術扱いとなります。
帝王切開の内訳・・・
・予定帝王切開
経膣分娩が難しい場合に事前に定王切開の手術日を決めて行うこと。
・緊急帝王切開
妊娠中や出産時の緊急事態に帝王切開を行うこと。
<分娩時の体勢の違い>
・普通分娩
分娩台で寝た状態で出産する方法。
・座位分娩
上体を起こして背もたれのついた椅子に座った状態でお産すること。上体が起きているので仰向けで寝ているよりおなかに力が入りやすく、力みやすくとのこと。
・フリースタイル分娩
自分の好きなポーズや(横向き、よつんば、しゃがんだ状態)無理のない姿勢で赤ちゃんを出産できること。自分がいきみやすい体勢を選べるので安心して出産できます。助産院で行われていることが多いです。
<呼吸法による違い>
・ソフロロジー式分娩法
妊娠中からヨガの呼吸法、瞑想などでイメージトレーニングを行い、陣痛の痛みや恐怖を軽減すること。フランスからきた自然な出産方法です。
・ラマーズ法
フランス人の産科医ラマーズが世界中に広めた分娩方法。呼吸法によって心と体の緊張を解き放し出産に対する不安な気持ちを軽減してリラックスした状態で赤ちゃんを出産できます。呼吸法は母親学級などに参加して練習します。
<分娩する場所による違い>
・自宅出産
自分の自宅で家族が立ち会いながら出産できる方法。助産師さんが赤ちゃんを取り上げてます。
・水中出産
体温と同じ程度の水中に入って心身ともにリラックスした状態で陣痛による痛みをやわらげることができる。パパも一緒に水中に入り出産をサポートできる病院もあるとのこと。
<その他の分娩>
・無痛分娩
麻酔薬をつかい、陣痛の痛みをやわらげる出産方法。完全に意識がなくなるわけではなく、麻酔が効くまでは自然分娩と同じように陣痛もあります。
【その他のチェック】
失敗しない出産をするなら他にもチェックしたい点がまだまだあるのです。
□出産に伴う費用はいくらかかる?
□部屋は大部屋?個室?
□赤ちゃんと同室?別室?
□授乳時間のスケジュールは?
□面会時間は?
□食事のメニューは?
□夜食はある?
□フットマッサージなどのサービスがある?
□母乳が出なかった時は?
□シャワーなどは使える?
三大セレブ病院ってどんな病院?
日本全国に数多く出産ができる病院はありますが、特にこの三大病院はセレブ御三家として有名ですね。
築地の聖路加国際病院、芝浦の愛育病院、そして赤坂の山王病院です。
庶民にはまったく手が届かないセレブ病院。どんな病院なのか知りたいですね~。
□聖路加国際病院
→基本は自然分娩で年間1000件以上の分娩を行っているとのこと。すごい!
L.D.R.(分娩室)があり陣痛開始から出産、産後まで同じ部屋で過ごすことができます。豪華な雰囲気色をあまりだしてはいませんが、優秀なスタッフがいるので高齢出産や難産にも対応できる信頼できる病院です。
★出産した有名人
黒木瞳さん
http://hospital.luke.ac.jp/index.html
□愛育病院
→2015年2月に南麻布から芝浦に移転したため施設はピカピカ!
現天皇陛下の出産を記念して、設立された病院なので皇族の利用も多いとのこと。エステルーム、スタジオ、アクアプールがあってホテルのような設備です。もちろんセレブの象徴であるグランドピアノも置いてあります。80%の人が無痛分娩で出産しており、ホスピタリティの高さに定評がありとのこと。
★出産した有名人
水野真紀さん、小島奈津子さん、三田寛子さん
□山王病院
→お部屋がすべて個室でバス・トイレ・テレビ・冷蔵庫・キッチン完備。食事にも力をいれており和食と洋食が選べるとのこと。まるでホテルにいるような出産ライフを体験できます。
★出産した有名人
神田うのさん、松嶋菜々子さん、広末涼子さん、東尾理子さん、ギャル曽根さん
http://www.sannoclc.or.jp/hospital/
□日本赤十字医療センター
セレブ御三家以外にも赤ちゃんにやさしい病院として「日本赤十字医療センター」(広尾)もセレブ層に人気があります。筆者の友人が「日本赤十字医療センター」で出産したのですが、『母乳推奨病院で母乳指導が辛かった』といっていました。でもその後の子育てがとても楽だったそうです。
(まとめ)
初めての出産は不安と緊張でいっぱいなはず。なので自分の気に入った病院や出産スタイルについてリサーチするのはとても大事なこと。
私は出産時に帝王切開だったのでトータルで1週間くらい入院してましたが看護婦さんもやさしく、食事もおいしく、お夜食も出てとても快適な病院生活だったのを覚えています。お産のあとは育児で大変なことはわかっているのであなたが納得できる病院が絶対いいですよ。