- 2016-5-13
最近のマタニティフォトブームや子どものイベントや記念などで『フォトスタジオで写真を撮る』ということが、一般化してきたように感じませんか? とはいえ、スタジオのホームページや撮影現場では、初めて聞く言葉や用語も多いはずです。そ・こ・でフォトスタジオの基礎知識をレクチャーいたします。これだけ知っていれば、フォトスタジオに行っても怖くない?!
フォトスタジオで撮るのが当たり前の時代だから、知っておきたい色々なこと・・・
マタニティフォトから始まって、その後のニューボーンフォト、お宮参り、ハーフバースデー・・・など、フォトハグでは幸せな家族の歩みを写真というカタチで残していってほしい、と考えています。これからの人生のなかでプロカメラマンに撮影してもらう事はたくさんあるはずです。
ベストな写真を撮るためにもフォトスタジオのことをちょっとだけ知っておきましょう。
スタジオの種類
昨今、様々な種類のフォトスタジオが乱立しています。先述ではスタジオを立地・シチュエーションで分けてみましたが、今回はスタジオの形態で分けてみました!環境、場所、費用などそれぞれに違いがあるので、どれを選ぶかはあなた次第! フォトハグページを必ず確認して信頼できるスタジオにお願いしてみましょう。
【1】従来の写真館
個人で経営しているところも多く地元密着型が多いのが特徴です。昔から地元に住むさまざまな家族の思い出を撮り続けています。ベテランのカメラマンが落ち着いた雰囲気の中で特別な写真を撮ってくれる昔ながらの写真館です。
【2】子どもの撮影を得意としているスタジオ
豊富な衣装や小物、こだわりのスタジオやハウススタジオなど子どもが楽しんでいる姿を撮影するのを得意としています。女性スタッフを中心としたスタジオが多く、子どもの扱いには慣れています。最近はこのタイプのフォトスタジオが急激に増えてきています。
【3】各分野の専門スタジオ
マタニティフォト、ベビーフォト、ニューボーンフォト、オーディションフォトなど、専門分野を極めているスタジオです。
スタジオに行くメリットって何?
スタジオに行くのが面倒、費用がかかる、などと思っているアナタ! その考えを改めてください。スタジオで撮影することは良いことだらけのオンパレードです。たくさんあるメリットのなかで、ほんの一部をご紹介しちゃいましょう。
★プロカメラマンがクオリティの高い写真をとってくれる
「カメラは良いのを持っているけれど、使いこなせていない」、「一緒の表情を撮りそこなってしまう」など納得のいく写真を撮る事って意外に難しい事だと思いませんか。カメラの事を知り尽くしていて、一瞬の表情を見逃さない、写真のプロにお願いできるのが、最大、最強のメリットです。
★スタジオの設備、機材が充実
写真館やフォトスタジオは撮影をする場所(スタジオ)や写真を撮影するための一流の機材を持っています。それに付随した照明、背景、小道具なども用意されているところがほとんどです。撮影する場所や機材によって出来上がりの写真がまったく違ってきます。
★おしゃれな衣装や小物のレンタル、ヘアメイクもしてくれる
最高の写真を撮影するために、マタニティフォト衣装、マタニティサッシュベルトや花冠などのアイテム・小物を用意しているスタジオがほとんどです。ヘアメイク(オプション多い)を行ってくれるところもあります。ちょっとだけヘアメイクをするだけでもテンションが上がりストレスの多い妊娠中の気分転換になるはすずですよ。
★非日常の空間なので、気分が上がる
いつもと違う空間でプロのカメラマンが撮影してくれる、そんな非日常的な楽しい時間を過ごせます。もちろん家族との思い出の写真を残すこともできます。
プロのカメラマンに撮影してもらう行事やイベント
世の中の人たちは、どんな時にフォトスタジオで撮影してもらっているのでしょうか。スタジオにお願いする主な記念日・イベントを解説していきましょう。
ブライダルフォト
結婚式の撮影。大きくわけると「別撮り」、「当日撮影」、「後撮り」の種類となります。
マタニティフォト
妊娠中にお腹の丸みや膨らみを強調した写真を撮ること。今やマタニティフォトを撮影するのは当たり前。お腹がハッキリと出てくる妊娠8ヶ月~9ヶ月ぐらいの撮影が一番きれいです。
ニューボーンフォト
生後2、3週間までの新生児を撮影した写真のこと。生まれてホヤホヤの赤ちゃんなのでカメラマンが自宅や病院まで出張してくれるプランが人気です。
ベビーフォト
うつ伏せができる6ヶ月から2歳半までのかわいい時期を写真に残します。
お宮参り
赤ちゃんが生まれたことを祝って撮影する写真です。「生まれた子どもが無事に成長しますように」との願いを込めて、神社にお参りするのがお宮参りです。
ハーフバース―デー
誕生日の半分、6ヶ月目のお祝いのことです。赤ちゃんの成長の記念とママの子育てのがんばりを兼ねてお祝いします。
お誕生日
子どもの誕生日のお祝いに撮る写真です。1年ごとの誕生日に撮影すると成長の記録にもなり、大きくなってからの思い出にもなります。
七五三
3歳、5歳、7歳になった子どもがこれまでの穏やかな成長の日々を感謝しながら、今後も健康で幸せな日々を祈る為に神社にお参りする行事です。女の子は3歳と7歳、男の子は5歳の時にお祝いするのが一般的です。
入園・入学、卒園・卒業
保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学…いくつもの節目の思い出と子どもの成長を写真に残します。
十三祝い
十二の干支がひとめぐりした13歳に、成長のお祝いとして撮影します。七五三とは違う大人の雰囲気が漂った写真になります。地域によって行っているところと行っていないところとの差があります。
家族写真
お正月など年に1回の家族が集まった時やお祝い事があった時に家族全員で撮影することです。
証明写真
就職活動用、入学試験、パスポートなどに貼付される人物写真。最近は就職活動用の照明写真はプロのカメラマンに撮影してもらうのが定番化しています。
撮影料金の内容
初心者にとってわかりにくく不安なのが料金のことではないでしょうか。撮影料金は以下の内容がかかる事が想定されますが、初めからセット料金に含まれているところがあったり、オプションで料金が発生したりと、スタジオによって仕組みが大きく違います。必ずスタジオのホームページを見る、問い合わせする、などをして理解したうえで撮影をお願いしましょう。
撮影料
撮影の技術料。カメラマンやスタジオによって、大幅な違いがあり明確な相場という物が無いのが実情。
プリント料
撮影した写真をプリントする料金。
アルバムや写真集
撮影した写真をアルバムや写真集にきれいにまとめてくれること。別料金がかかる事が多いです。
台紙代
撮影した写真を厚手の台紙に貼りつけてしっかり固定するもの。
納品までの流れ
ここでご紹介するのは一般的な流れになりますので必ずスタジオに確認してくださいね。
【1】写真館・フォトスタジオを探す
希望に合った写真館・フォトスタジオをネットで探すのがおすすめ。また、全国のフォトスタジオが検索できるフォトハグが楽ちん。
アクセス、写真の雰囲気、金額、衣装など・・・何を優先するかを考えると迷わずに決めやすいかも知れません。
【2】電話や予約フォームなどで予約
撮影をお願いしたいスタジオが見つかったら、サイトの予約フォームから必要な項目(撮影内容、撮影希望日時、連絡先)を入力して送信しましょう。気になる事はあれば、この時に相談しておきましょう。期限があるマタニティフォト(最適7ヶ月以降)やニューボーンフォト(生後3週間以内)などはスケジュールに余裕を持って予約することをおすすめします。
【3】来店・撮影
最初にどんな写真を撮りたいかのヒアリングをした後に撮影にはいります。カメラマンやスタッフが緊張したいために声をかけたり、楽しいお話をしたりしながら素敵な笑顔に導いてくれるはずです。カット数やポーズ数はスタジオによって違ってきます。
【4】写真を選ぶ作業
撮影した写真のなかで良くできたものを選びます。カメラマンが選ぶのが一般的ですが、お客様が選べるところもあります。
【5】気になる写真を修正
選んだ写真で修正するものがあれば修正が入ります。肌の色、全体の色味などです。マタニティフォトは妊娠線を隠したり、二の腕を細くしたりの修正が入ることもあります。
【6】お支払い
スタジオによっては先に支払うところもあります。またクレジットカートが使えないところもありますので、事前に確認しておきましょう。
【7】お渡し
お客様に写真をお渡しします。スタジオによってデータ・紙焼きなど納品する形式が違います。お渡しまでに日数がかかる場合は郵送するパターンが多いです。
今から説明する用語を知っていれば、きっと撮影もスムーズに進むはずです。
<撮影編>
オプション
基本のものに追加で注文すること。また自由に選択ができる。例えば、「ヘアメイクはオプションです」、「2着目の衣装はオプションです」など。ほとんどのケースは有料となることが多いのでひとつひとつ確認してから注文しましょう。
ロケーション撮影
屋外で撮影すること。神社、海辺、公園など、希望の場所で撮影していきます。(例:七五三やお宮参りを神社でロケーション撮影)
出張撮影
カメラマンが出向いて撮影すること。(例:ニューボーンフォンは新生児を撮影するため、病院や自宅で出張撮影)
ポーズ数
写真のパターン数、カット数のこと。被写体を違う角度から撮影したり、背景や場所を変えたり、ポーズを変えたりして撮影していきます。
<写真の種類編>
写真の種類によってシックにもノスタルジーにも現すことができます。あなたはどの写真の仕上がりが好きですか? 一緒に撮る人や記念日によってテイストを変えたりするにも楽しいですね。
・カラー
写真撮影の王道!やさしく明るい雰囲気になりますね。季節感のあるロケーションなどには最適。
・モノクロ
黒と白を使った体のラインを美しくなり、神秘的な写真になります。年月を経ても飽きないのがメリット。
・セピア
画像銀をセピア色画像に変える調色法。
・黒バック
・シルエット
<プリントの大きさ編>
写真の大きさです。スタジオの料金表にはサイズ名しか掲載していないことが多いのでどれくらいの大きさかわかりにくいです。参考にしてください。
サイズ名 | 大きさ |
---|---|
半切プリント(はんぎり) | ポスター(356×432)サイズの写真 |
4切プリント(よつぎり) | B4サイズくらいの写真 |
6切プリント(むつぎり) | A4サイズくらいの写真 |
8切りプリント(やつぎり) | B5サイズくらいの写真 |
キャビネ | ほぼハガキよりひと回り大きいサイズの写真 |
<料金編>
撮影にかかるさまざまな料金を記載しました。
・撮影料
撮影に対する技術料金。有名カメラマンになるとこの撮影料がぐぐぐーとはね上がります。
・プリント料
撮影した写真をプリントする料金
・アルバム、写真集
撮影した写真をキレイにアルバムや写真集にまとめてくれる費用。オプション選択で費用が発生するところが多い。
・台紙
撮影した写真を厚手の紙に貼り付け、固定した商品。費用が発生する、しない、かは、スタジオのプランによって違いがある。
<画像編集編>
画像のリタッチはスタジオから「気になる部分を画像修正しますか?」ときかれる事もあるかもしれません。なので知っとくと便利です。
・トリミング
1枚の写真内で必要な部分だけを切り出して、それ以外の部分はなくしてしまうこと。
・画像リタッチ(修正)
画像の色の補正や汚れの除去、合成といった画像の加工や修正する作業のこと。
<納品編>
こちらはあまり関係ないかも知れませんが、念のためです。
・焼き増し
オリジナルのフィルムから、複数の写真をプリントすることです。1枚目の写真より割安となる事が多い。
・セレクト
撮影した写真をお客様自身で選択できること。パソコンで確認して選べるスタジオが多くなってきています。なかには大きなスクリーン画面で確認できるところもあります。
・サムネイル
本当の大きさの画像を切手ぐらいに小さくした画像のこと。表示数が多くなるのでたくさんの画像を一挙に見たい時に便利。
ひとこと
いかがでしたか? フォトスタジオのことわかりましたか?
今は家族写真をスタジオで撮影することは珍しくないことです。家族の思い出をカタチで残すためにぜひスタジオで撮影することを前向きに考えてみてはいかがですか。全国のスタジオ検索は「フォトスタジオ」で探すことができますので、活用してくださいね。