2015Jun9
要注意!産後の過ごし方は更年期障害にも影響あり

  • 2015-6-9

産褥期って何?

妊娠や出産によって変化した母体が、6週間~8週間ほどかけて妊娠前の状態にもどるまでの期間のこと。産後の肥立ちとも言われます。
「産褥期の過ごし方によって更年期障害の軽さにつながる」といわれるように、産褥期の過ごし方はとても大事。もちろん安静にして過ごしたいけれど、赤ちゃんもいる生活で静かに過ごせるのはなかなか難しいです。この時期の過ごし方が産後うつや体調に大きく影響していくのです。

大事な産後ケアについてまとめてみましたので参考にしてください。

産後はどうやって過ごすのがいいの?

産後は体力がない状態で赤ちゃんの面倒も見なくてはいけません。なのであまり無理をせず、まわりの方の力をかりて乗り切りましょう。 では、どんな方法があるかまとめてみましたので、参考にしてください。

実家に戻る

里帰り出産をした人はそのまま実家でゆっくり、または出産してからそのまま実家に戻るパターンもあります。実家に戻れば家族の手助けがあるので心身ともに静養できるので安心ですね。
親

実母が自宅にくる

自分のお母さんなので気を遣わず、リラックスして過ごせます。逆に実母なのでわがままを言いすぎないように気を付けましょう。

お姑さんが自宅にくる

できれば避けたいパターンですが(苦笑)背に腹はかえられません。
気が休まないかもしれないけれど、この機会にお姑さんに思い切り甘えてみてはいかがですか。

パパに育児休業を取得してもらう

出産直後からパパに育児休暇をとってもらうのはどうでしょうか。産後の赤ちゃんの育児に関われるのはこれから始まる子育て生活の基本になること間違いなしです。

家事代行サービスを利用する

今は自治体、NPO、民間代行サービス会社などたくさんの家事代行サービスがあります。産褥期に限らず上の子がいる場合は出産中にもフォローしてもらうのもいいかも。

産後の食生活

もう体重制限を気にせず好きなものを好きなだけ食べられる!な~んて思っていたら大間違い。
赤ちゃんのためにもよい食べ物、よくない食べ物を知ったうえで栄養のバランスを考えた食事を摂取しましょう。

○ 赤ちゃんにとっていいもの

★タンパク質
→キノコ類、肉類、魚類、豆製品
★カルシウム
→牛乳や乳製品、小魚、海藻
★鉄分
→小松菜、ほうれん草、牛肉、レバー
★水分
→麦茶(ノンカフェイン)やお水。できれば温かい飲み物がベターですよ。

× 赤ちゃんにとってよくないもの

★糖分
→甘いものを食べすぎると乳腺が詰まり乳腺炎になってしまうこともあり、痛いおもいをします。
★カフェイン
→母乳にカフェインが出てしまい赤ちゃんによくありません。
★アルコール
→アルコール濃度の高い母乳となってしまうのでアルコールを飲んだら授乳は避けましょう。

産後ダイエット

妊娠中に増えてしまった体重をもとに戻すなら産後6ヶ月までが最大のチャンス!ただ、母乳もあげているの時期なので無理な食事制限のダイエットでは赤ちゃんに影響が!じゃどうすれば産後ダイエットができるのか、日常生活でも簡単にできる産後ダイエットをご紹介しますね。

ヨガやストレッチなどの運動

赤ちゃんが寝ている時に簡単にできるのでおススメです。体を伸ばしたり、複式呼吸をするだけで立派なダイエット運動になります。ヨガをするのことは育児に疲れた時などリラックスできますよね。

骨盤を正常に戻す

産後に太る原因としては出産時の骨盤のゆがみが大きいようです。
お腹から赤ちゃんを産むのですから、ゆがんでしまうのはしょうがないことです。逆に産後は骨盤が元に戻りやすい時期なので骨盤ベルトなどを使えば、産前より痩せることができるかも~?

とこちゃんベルト

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日本助産師会と女性下着メーカー大手のワコールが共同開発した骨盤ベルト
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お散歩をたくさんする

赤ちゃんとお散歩をしながらママもダイエットできる一石二鳥ダイエット。きれいな姿勢を保ちながら抱っこ紐で赤ちゃんを抱えて、ひたすら歩けば「抱っこウォーキング」の完成です。もちろんベビーカーを押しながらでもOKですよ。

【産後ウォーキングのポイント】
・背筋を伸ばして、肩の力を抜く
・腕は意識して前後に大きく振る
・お腹に力をいれる
・お尻と内モモに力をいれて歩く
・一定の呼吸方法で歩く

産後のお風呂事情

お風呂に入って日々の疲れを癒したいところですが、産後ママはすぐに入浴はできません。なぜなら産褥期には悪露(おろ)という生理のような出血があるからなのです。
悪露は子宮から排出される分泌物です。1ヶ月の健診でお医者さんからOKをもらってから湯船に入浴することができます。それまではシャワーなどで我慢しましょう。

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