- 2025-6-9

産褥期(さんじょくき)って何?
妊娠や出産によって変化した母体が、6週間~8週間ほどかけて妊娠前の状態にもどるまでの期間のこと。「産後の肥立ち」とも言われます。
「産褥期の過ごし方によって更年期障害の軽さにつながる」といわれるほど、この時期の過ごし方はとても大事です。もちろん安静にして過ごしたいけれど、赤ちゃんとの新生活が始まると、静かに過ごすのはなかなか難しいもの。でも、この時期にしっかり体を休めることが、産後うつの予防やその後の体調に大きく影響していくのです。
大事な産後ケアについてポイントをまとめてみました。
産後はどうやって過ごすのがいいの?
産後は体力が著しく低下している状態で、赤ちゃんの面倒も見なくてはいけません。決して一人で無理をせず、まわりの力を借りて乗り切りましょう。
実家に戻る(里帰り)
里帰り出産をしてそのまま実家でゆっくり、あるいは退院後に実家へ戻るパターンです。家族の手助けがあることで、心身ともに静養できる安心感がありますね。

実母・義母が自宅に来る
自分のお母さんなら気を遣わずリラックスできます。お姑さんの場合は少し緊張するかもしれませんが、この機会に思い切り甘えてみるのも一つの手です。無理のない範囲でサポートをお願いしましょう。
パパに育児休業を取得してもらう
出産直後からパパに育児休暇をとってもらうのもおすすめです。最初から一緒に育児に関わることは、これから始まる子育て生活の強い絆になること間違いなしです。
家事代行サービスを利用する
今は自治体やNPO、民間の代行サービスなど選択肢がたくさんあります。産褥期はもちろん、上の子がいる場合は出産前後のフォローとして活用するのも賢い方法です。

産後の食生活
「体重制限から解放されて好きなものを好きなだけ!」と思いたいところですが、ちょっと待って。赤ちゃんのため、そして自分の回復のためにも、栄養バランスを考えた食事が大切です。
○ 赤ちゃんにとっていいもの
- タンパク質:キノコ類、肉類、魚類、豆製品
- カルシウム:牛乳、乳製品、小魚、海藻
- 鉄分:小松菜、ほうれん草、牛肉、レバー
- 水分:麦茶(ノンカフェイン)やお水。体温を下げないよう温かい飲み物がベストです。
× 赤ちゃんにとってよくないもの
- 糖分の摂りすぎ:お菓子の食べすぎなどは乳腺が詰まり、乳腺炎の原因になることも。
- カフェイン:母乳を通じて赤ちゃんに伝わるため、控えめにするのが安心です。
- アルコール:授乳中は避けましょう。飲む場合は授乳の間隔をあけるなどの配慮が必要です。

産後ダイエット
妊娠中に増えた体重を戻すなら、産後6ヶ月までが最大のチャンス!ただし、授乳期に無理な食事制限は禁物です。日常生活の中で無理なく取り入れられる工夫をご紹介します。
ヨガやストレッチ
赤ちゃんが寝ている隙間に、体を伸ばしたり複式呼吸をしたりするだけで立派な運動になります。リラックス効果も高いので、育児の合間の気分転換に最適です。
骨盤を正常に戻す
産後に太りやすくなる原因の一つが「骨盤のゆがみ」。産後は逆に骨盤が元に戻りやすい時期でもあるので、骨盤ベルトなどを活用してしっかりケアしましょう。
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「抱っこウォーキング」でお散歩
外に出られるようになったら、きれいな姿勢で歩くことを意識しましょう。
【ポイント】
・背筋を伸ばし、お腹に力を入れる
・腕を意識して大きく振る
・一定の呼吸を保つ
産後のお風呂事情
産後すぐは、湯船に浸かることができません。それは産褥期に出る「悪露(おろ)」という分泌物があるためです。1ヶ月健診でお医者さんからOKが出るまでは、シャワーのみで済ませて細菌感染を防ぎましょう。
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