- 2015-6-9
ママと赤ちゃん2人での初めての外出になることが多い「1ヶ月検診」。
母子ともにドキドキハラハラの外出ですね。赤ちゃんの成長もさることながら、このお出かけに緊張を感じるママも多いのでは?
ぬかりない準備をして、心に余裕をもって出かけましょう。
1ヶ月検診でどんなことがわかるの?
出産後約1ヶ月、出産した病院やかかりつけの病院またなどで、お母さんと赤ちゃん共に検診を受けます。
お母さんの体が回復しているか赤ちゃんは順調に育っているかを調べてもらいます。
まずは家を出る前の準備が大切!
初めての外出なうえに、場合によっては公共機関にのったりする必要もありますよね。
なかなかタイミングを計る事が難しい新生児期ではありますが、以下のポイントをおさえ、まずは初外出に備えましょう!
・診察予約時間からさかのぼり、余裕をもった家を出る時間を決める。
・授乳のタイミングを考え、できれば病院につくまでは「お腹いっぱいでスヤスヤ眠っている間に到着」を目指しましょう。
・とはいえ、万一の場合の授乳室や、おむつ替えのできる場所
などをシュミレーションしておきましょう。
1ヶ月検診 必需品はこれだ!
・母子手帳
・健康保険証
・診察券
・おむつ(万一、長引いた時を考慮し多めに)
・着替え(汚れたときの着替えと、寒暖の調整用に)
・日頃の赤ちゃんの様子をメモしたもの(母乳や排泄の回数など)
・必要に応じてミルクセット
こうして「念のため」を考えていくと、荷物は増えるばかりではありますが・・・赤ちゃんが快適に過ごすためには、仕方がないですよね。「おむつが気持ち悪くて泣き止まない!」などとなると、ママも泣きたくなっちゃいます。ある程度「とにかく赤ちゃんが快適に過ごせる事」を一番に準備万端にしましょう!
検診の内容
1. 赤ちゃんの身長、体重を調べます。
この時期は非常に早いスピードで成長し、体重は1日に30gも増加します。
ただ、母乳やミルクの量によっても増加のスピードは異なるので、一喜一憂する必要はありませんよ。その赤ちゃんの自分のスピードで成長していきます。
しかし、時々「実は赤ちゃんが全然母乳が飲めていなかった!」なんて事も。
そんな時に、普段の様子(1日の授乳回数や、授乳間隔、排泄の間隔)が分かるメモが力を発揮します。お医者さまは当然「普段の様子」が分かりません。しかし、メモがあれば「体重の増加はやや少ないけど、普段の様子からみると、大きな問題はなさそうだね」などと参考にして判断してくれます。
2. 赤ちゃんの原始的な反射を見る。
赤ちゃんが「音などに反射してびくっとする」この反応を「モロー反射」と呼びます。
新生児~生後3ヶ月位まで見られる成長過程による必要な原始反応です。
あとにも先にもこの3ヶ月位しか見られない、この時期特有の反応なので、楽しんでおきましょう。(わざとビックリさせましょう!という意味ではないですよ)。
寝かしてつけで置こうとすると、置いた瞬間に手を広げてびっくりしたように起きる現象もこの反射の一つです。
ついつい「また寝かしつけ失敗だ!!」と嘆きがちですが、このかわいい反射を見られる貴重な時期と考えれば、少し心の余裕が生まれるかもしれませんね。
3. K2シロップを飲ませます。
身体では作られないビタミンKをシロップによって補います。
ビタミンKは、血液が凝固する際に必要なビタミン。これが欠乏すると頭蓋内出血が起こる危険があります。しかし、赤ちゃんへのビタミンKの投与が行われるようになってからは、ほとんど見られなくなりました。
「赤ちゃんへ薬を飲ませるのは、なんとなく不安」という気持ちもあるかもしれませんが、必要な投与ですので、ぜひ飲ませてあげてくださいね。
4. ママの状態もチェックします。
産後のママの状態も、大切な検診内容。
赤ちゃんに関わる母乳の状態もチェックしますが、そもそもママの身体が適切に回復しているか?も確認します。尿検査や血液検査、悪露(おろ)の状態などを検診し、問題がなければ、入浴の許可や、車の運転の許可が出ます。
ちなみに、なぜ産後1ヶ月もシャワーしかダメなの?
産後は「産褥期(さんじょくき)」と呼ばれて、子宮内の回復期です。「悪露」と呼ばれる出産によって剥がれた胎盤などをはじめとした出血が続きます。
まだ悪露が多くある状態では、子宮自体が細菌に感染しやすい状態です。いくら「体力はかなり回復!」などの自覚ありの場合でも、感染防止のため病院の許可が出るまではシャワーで我慢しましょうね。