2025Jun9
「お食い初め」生後100日頃に行う食べ物にまつわる大切な記念日

  • 2025-6-9

お食い初め膳のイメージ

「お食い初め(おくいぞめ)」は、赤ちゃんの健やかな成長と「一生食べ物に困りませんように!」という願いを込めて、生後100日頃に行う伝統行事です。

なぜ離乳食前のこの時期に行うのかというと、ちょうど赤ちゃんの「歯が生え始める時期」にあたるから。一生使う大切な歯への願いも込められているんですね。

まずは「お祝い膳」を用意しましょう!

「食べ物」に関するお祝いなので、やはり形だけでも「お祝い膳」を準備してあげたいもの。基本は「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」です。

【お祝い膳の基本メニュー】

  • 赤飯:邪気を払うとされる赤いご飯
  • 汁物:「吸う」力が強くなるように(お吸い物など)
  • 尾頭付きの鯛:「めでたい」の語呂合わせ。紅白で縁起良く
  • 副菜:煮物(焚き物)や、紅白なます(香の物)など

最近では、これらがセットになった便利な通販やケータリングサービスも充実しています。無理のない範囲で用意してあげてくださいね。

「食べるマネ」をさせてあげよう!

まだ実際には食べられない赤ちゃんですが、お箸を使って「食べるマネ」をしてあげます。

もし、おじいちゃんやおばあちゃんが一緒に参加しているなら、その場にいる「最年長の方」に食べさせる役をお願いするのが習わしです。
「長寿の知恵とパワーにあやかって、赤ちゃんが長く幸せに過ごせますように」という願いが込められています。

丈夫な歯を願う「歯固め(はがため)の儀」

「年齢」の「齢」という字に「歯」が入っているように、古来より「丈夫な歯でよく食べることが長寿の秘訣」と考えられてきました。

「石のように丈夫な歯が生えますように!」という願いを込めて行うのが「歯固めの儀式」です。

儀式のやり方はとってもシンプル!

難しい作法はありません。以下の手順で行うのが一般的です。

  1. お箸の先を「歯固め石」にちょんちょんと当てる。
  2. そのお箸の先を、赤ちゃんの歯茎(口元)に優しくあてる。

※誤飲防止のため、石を直接口に入れるのは絶対に避けてください。石が小さくて心配な場合は、お箸でつついて当てるだけで十分にご利益がありますよ。

「歯固め石」はどうやって手に入れる?

神社の風景

石に厳格な決まりはありませんが、入手しやすいのは以下の方法です。

  • お宮参りの時に拾う:あらかじめ神社で授かったり、境内の小石を借りてくる(後で返却します)。
  • 氏神様(近所の神社)で拾う:散歩がてらお参りをして、ご縁のある石を借りてくる。
  • 通販やセット商品を利用:お食い初めセットに「消毒済みの石」が付属していることも多いです。

※河原などで拾った石を使う場合は、必ず綺麗に洗って沸騰消毒をしてから使いましょう。使い終わった石は、感謝を込めて元の場所(神社など)にそっと戻してあげてくださいね。

お食い初めをする赤ちゃん

石を使わない「代用品」もおすすめ!

梅干し

「どうしても石が用意できない」という場合でも大丈夫。日本らしい「語呂合わせ」の縁起物で代用する地域も多いですよ。

  • 梅干し:「シワができるまで(シワシワになるまで)長生きしてね」
  • タコ:「多幸(多くの幸せ)」「吸い付くように歯がしっかり生える」
  • 栗の実:「勝ち栗」として縁起を担ぐ

「こうしなきゃダメ!」と難しく考えず、ご家庭にある縁起の良そうなもので、楽しくお祝いしてあげてくださいね。

関連記事


TOP