- 2015-6-9
「お食い初め」は「赤ちゃんの健やかな成長」と「食べ物に困りませんように!」という願いを込めて、生後100日頃に行います。なぜ、離乳食前のこの時期に?この時期が「赤ちゃんの歯の生えはじめ」の時期とも関係しているようですよ。
ともかく「お祝い膳」を用意しよう!
「食べ物」に関するお祝いなので、やはり「お祝い膳」は用意してあげたいものですね。お祝い膳のきほん「一汁三菜」。
・赤飯
・汁物
・尾頭付き鯛
・香の物、焚き物などの副菜
を中心に用意してあげるとよいでしょう。
「食べるマネ」をしてあげよう!
まだまだ実際には食べられない赤ちゃんですが、食べさせるマネはしてあげましょう。もし、その場におじいちゃんやおばあちゃんがいれば、その場で一番のご高齢の方に食べさせるマネをお願いして!
ご長寿にあやかって、赤ちゃんがより長く幸せになりますよ。
地域によっては「歯固め石」を使って「儀式」を行う場合も!
「年齢」の「齢」の字の中に「歯」の漢字が入っている点にお気づきですか?
「上部な歯」で「物をよく噛み、よく食べる事が長生きの秘訣」というのは、今も昔も変わりません。
つまり「石のように丈夫な歯で沢山食べて、長生きしてね!」という願いを込めて歯固め石の儀式を行います。
「儀式」なんていうと、ちょっと大げさかもしれませんね。
だけど「歯を大事にしてほしい!」というのはきっと誰もが願う事!「儀式」自体は簡単なものなので、ちょっとした「願掛け」だと思って楽しんでくださいね。
「儀式」ノウハウ。
石を三回右に回して、上に掲げて・・・とかないです。全然ないです。
シンプルに、赤ちゃんの「歯」「口元」に当てる。これだけです!
ただ!当然ですが、誤飲のないようにはくれぐれもご注意ください。
石が思ったより小さくて心配!という場合などは「お箸でつついて、歯茎に箸先をあてる」だけで十分ですよ。
「石」の入手方法について。
これも、特に決まりはないです。
究極、近所の小川などで拾ってきて、綺麗に洗って熱湯消毒などをしてあげてもOK!
しかし、それではちょっと気分が盛り上がらないかもしれませんね。
そんな場合は「小川の小石よりはご利益がありそうで、かつ簡単に入手できる」下の2つの方法がオススメ!
・お宮参りの際に、お食い初めを見据えて拾ってくる。(←用意周到タイプ)
・お宮参りの時には拾えなかった!近所の氏神様で拾ってくる(←これが現実ライン)
などが妥当な入手方法かもしれません。
また、できれば使用した石は感謝の気持ちを込めて、拾った場所に戻してあげてくださいね。
「石」にこだわらない方法もあります。
「石」にこだわらず、日本らしくその「語感」から「縁起物」といえるような物が代用品としてよく使用されています。
たとえば、「皺ができるまで長生きしてね!!」という気持ちを込めて「梅干し(シワができるまで長く幸せに」や、「タコ(「多幸」「善いものに吸い付く」)」の場合などもあるようですよ。
もはや家庭にあるもので、ちょっと縁起が良さそうなものでOKでは?というほどの許容範囲をもった石の代替物なので、難しく考えず楽しんでくださいね。