2025Nov18
知っておこう!「安産祈願」と「戌の日」の基礎知識

  • 2025-11-18

赤ちゃんを授かると、最初にやってくる大きなイベントが『戌(いぬ)の日』。いぬ、イヌ、犬……なぜ「いぬの日」と呼ぶのか、不思議に思う方も多いのではないでしょうか。日本に古くから伝わる風習ですが、妊娠して初めてその存在を知ったという方も少なくありません。今回は、妊娠して初めてわかる「戌の日」の基礎知識をまとめてみました。ぜひ参考にしてくださいね!

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目次
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【戌の日について】
・戌の日の祝いは何のため?
・戌の日に必要なものは?
・戌の日は誰と行くべき?
・戌の日が大安・仏滅だったら?
・戌の日カレンダーの確認方法
・腹帯をする意味とは?
【安産祈願について】
・安産祈願とは?
・安産祈願はしないとダメなの?
・どんな服装で行ったらよい?
・全国の安産祈願神社・お寺の一覧
・初穂料とは?
・初穂料の金額相場は?
・初穂料のおさめ方
・ご祈祷に家族も同席してよい?
・ご祈願の予約の有無
・祈願時間は決まっている?
・ご祈祷時の帯の持ち込み可否
・腹帯の頒布について
・使い終わった腹帯の処理は?
【安産お守りについて】
・安産お守りの意味は?
・いつ買うべき?
・プレゼントでもらった場合は?
・安産お守りの持ち方
・お守りの返却・処分方法
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戌の日について

・戌の日の祝いは何のため?

日本には古くから、妊娠5ヶ月目の戌の日に腹帯を巻いて安産祈願に行く風習があります。犬は多産でありながらお産が軽い「安産の象徴」と考えられているため、その性質にあやかって妊婦さんの安産を願う儀式なのです。安定期に入る妊娠5ヶ月目を目安に行うのが習わしで、東京の「水天宮」などが全国的に有名ですね。

安産なお犬様

お犬様は安産の象徴!

戌の日は、十二支の11番目にあたるため、12日ごとに巡ってきます。
「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、、亥」の順で、毎月2〜3回ほど戌の日があります。

・戌の日に必要なものは?

代表的なのが「腹帯」です。さらしの腹帯は「岩田帯(いわたおび)」と呼ばれ、岩のように丈夫で元気な赤ちゃんが生まれてくるようにという願いが込められています。
素材はさらし木綿や絹が主流ですが、最近は簡単に装着できるマジックテープタイプやガードルタイプも人気です。ただ、年配の方にはさらしタイプが根強く支持されているため、お母様やお姑さんから薦められることもあるかもしれませんね。その際は「おばあちゃんの知恵袋」だと思って、ありがたく受け取っておきましょう(笑)。ちなみに、さらしタイプは締め付けを調節しやすく、吸汗性にも優れているというメリットもあります。

・戌の日は誰と行くべき?

かつてはお嫁さんの実家が同行するのが一般的でしたが、最近では夫婦二人でお参りするスタイルが主流のようです。やはり旦那様が一番安心できる相手ですし、妊娠中の体調を気遣ってくれる心強いパートナーですよね。
義理のご両親が同行されるケースもありますが、気を使いすぎて疲れてしまうようであれば、体調を理由に夫婦二人で行くことを選んでも良いでしょう。

夫婦で行く戌の日の安産祈願

夫婦で行くのが気楽で一番?!

・戌の日が大安・仏滅だったら?

【大安】戌の日が大安に重なると、神社は非常に混雑します。縁起を担ぎたい気持ちもわかりますが、待ち時間が長くなることも覚悟しておきましょう。

【仏滅】「仏滅にお参りしても大丈夫?」と心配される方もいますが、気にする必要はありません。神様にお願いをすることで、その日は清められ、最高に縁起の良い日になると考えられているからです。

・戌の日カレンダーの確認方法

最新の戌の日カレンダーは、神社のホームページやカレンダーアプリなどで簡単に確認できます。六曜(大安や仏滅など)も一緒にチェックしておくと予定が立てやすいですよ。

・腹帯をする意味とは?

安定期に入るとお腹が少しずつ大きくなり、負担を感じるようになります。腹帯を巻くことでお腹を支えて安定させ、冷えから赤ちゃんを守る役割があります。また、帯を巻くことで「お母さんになるんだ」という自覚が芽生えるという精神的な効果もあるようです。

安産祈願について

・安産祈願とは?

無事に子宝を授かったことを感謝し、母子の健康と安産、そして生まれた後の健やかな成長を願って、神社やお寺でご祈願・お祓いを受けることです。
最近では戌の日当日にこだわらず、家族の都合や体調に合わせてお参りする方も増えています。特に混雑する午前中を避け、午後のゆったりした時間帯を狙うのも一つの手ですね。

・安産祈願はしないとダメなの?

決して「しなければならない」という義務ではありません。混雑した場所へ行くのが不安な場合は、自宅で家族と共にお祝いし、腹帯を使い始める「帯祝い」だけでも十分です。特に真夏や真冬は、熱中症や風邪のリスクもあるため、無理は禁物。ご自身の体調を最優先に考えましょう。
一方で、厳かな雰囲気の中で祈祷を受けることで、改めて親になる喜びを実感し、感動で涙を流す妊婦さんもいらっしゃいます。こうした体験も安産祈願の醍醐味と言えるでしょう。

・どんな服装で行ったらよい?

必ずしも正装である必要はありませんが、神様の前ですので、ジーンズやサンダル、露出の多い服などラフすぎる格好は避けましょう。マタニティ用のワンピースなど、清潔感のある落ち着いた服装がおすすめです。冬場は冷えないよう防寒対策をしっかりしてくださいね。

安産祈願の服装

清潔感があり、リラックスできる服装を選びましょう。

・全国の安産祈願神社・お寺の一覧

フォトハグ編集部では、全国の安産祈願スポットをエリア別にまとめています。ぜひお近くの場所を探してみてください!
・関連記事:【関東】有名安産スポット!東京の水天宮、八王子の子安神社など

・初穂料・祈祷料とは?

神社で納めるお金を「初穂料(はつほりょう)」、お寺で納めるお金を「祈祷料(きとうりょう)」と言います。神仏へのお供え物ですので、くしゃくしゃの紙幣は避け、できれば新札を用意すると気持ちが引き締まりますね。

・初穂料・祈祷料の金額相場は?

多くの場所では5,000円〜10,000円程度が相場ですが、「お気持ちで」という場所や、授与品(お札や腹帯など)の内容によって金額が設定されている場合もあります。

・初穂料・祈祷料のおさめ方

受付で申込書と一緒に納めるのが一般的です。のし袋(紅白の蝶結びの水引)に包むのが丁寧ですが、最近では現金のままでも受け付けてくれる場所が増えています。念のため、のし袋を用意しておくと安心です。

初穂料を納めるのし袋

「のし袋」は念のため用意しておくとスマート。

・ご祈祷に家族も同席してよい?

ほとんどの場所で家族の同席が可能です。ただし、混雑状況によっては「妊婦さん本人のみ」と制限されることもあるため、事前に確認しておきましょう。

・ご祈願の予約の有無

予約不要で当日受付順という神社が多いですが、中には完全予約制の場所もあります。また、七五三(11月)などのシーズンは非常に混み合うため、事前に問い合わせておくことをおすすめします。

・祈願時間は決まっている?

受付時間が決まっていることが多いため、時間に余裕を持って到着するようにしましょう。ご祈祷自体の時間は20分〜30分程度ですが、待ち時間を含めてプランを立てると安心です。

・ご祈祷時の帯の持ち込み可否

自分が使いたい腹帯を持ち込んで、一緒にお祓いしてもらえる神社もあります。着用して行くとお祓いがしにくいため、カバンに入れて持参するのがスムーズです。

・腹帯の頒布

神社で頒布されている腹帯は「さらしタイプ」が一般的です。初穂料に含まれている場合と、別途購入が必要な場合があります。

・使い終わった腹帯の処理は?

無事に出産を終えた後の腹帯は、お宮参りの際にお札などと一緒に神社へお返しし、お焚き上げしてもらうのが一般的です。また、吸水性が良いため、綺麗に洗濯して赤ちゃんの産着やガーゼ、ハンカチにリメイクして大切に使う方もいらっしゃいます。

安産祈願のお守りについて

・安産祈願のお守りの意味は?

母子ともに健康で、無事に出産できることを願う神仏の分身です。いつも身近に置いておくことで、心の支えにもなりますね。

・いつ買うべき?

安産祈願でお参りした際に授与していただくのが一般的です。

・プレゼントでもらった場合は?

周囲からのお守りは「無事に生まれてきてね」という温かい気持ちの印です。ありがたく受け取りましょう。お守りが複数あっても、神様同士が喧嘩することはありませんので安心してください。お返しは、無事に出産した後の「報告」が一番のプレゼントになります。

・安産お守りの持ち方

カバンに付けたり、母子手帳ケースに入れたりして、大切に持ち歩きましょう。

・お守りの返却・処分方法

産後、落ち着いたタイミングでお参りに行き、納札所に返納しましょう。お参りした場所が遠方の場合は、お近くの神社・お寺へお返ししても大丈夫です(神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へお返ししましょう)。

 

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