2025Oct21
胎児にも影響あり!妊婦の歯の治療法

  • 2025-10-21

レントゲンや麻酔などを使う歯の治療は「妊娠中にしてはいけない」と思っている方も多いのではないでしょうか。実は安定期に入った今こそが、歯医者さんに行く絶好のチャンスなのです。妊娠後期になると治療の制限が多くなるので、自覚症状がなくてもこの時期に歯の検診を受けるようにしましょう。今回は妊娠中の歯の治療についてまとめてみました!

 

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●妊婦の治療時期はいつがよい?

あくまでも目安ですので、ご自身の体調をみながら産婦人科の先生や歯医者さんと相談してください。

 

■妊娠初期 妊娠4ヶ月まで
(0~15週)
切迫流産の危険もあり、口を開けられないくらいつわりがひどい人もいるため、歯の治療は安定期に入るまで待ちましょう。
■妊娠中期 妊娠5~7ヶ月まで(16~27週) 安定期に入り、治療を受ける絶好のタイミングです!気になる箇所がなくても一度検診に行ってみましょう。
■妊娠後期 妊娠8ヶ月以降
(28~39週)
お腹も大きくなり、診察台に横たわるのも一苦労。いつ生まれてもおかしくない時期なので、治療が途中で中断してしまうことも。後期に入る前に治療は終えておきましょう。

 

●歯周病にかかるのは妊婦が多い?

歯周病になる人は「口臭が気になる年配の男性」などと勝手に思い込んでいませんか?実は、一番歯周病にかかりやすいのは、なんと妊婦さんだと言われています。なぜかというと、つわりが辛く、なかなか十分な歯磨き(オーラルケア)ができないために歯垢(プラーク)が溜まってしまい、歯周病になる確率が高まるからです。また、歯周病菌の中には妊娠中に分泌される女性ホルモンを栄養とする細菌がおり、それらが歯ぐきに炎症を引き起こして進行を早めてしまうのです。妊娠が歯にまで影響するなんて驚きですよね。

 

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●赤ちゃんにも影響する怖い歯周病って?

歯周病は、自覚症状がないまま進み、突然歯が抜け落ちることもある怖い病気です。その原因は、歯垢の中に潜む歯周病菌。この菌がお口の中だけでなく、血管を通じて赤ちゃんにも悪影響を及ぼし、早産や低出生体重児(※)を出産するリスクが高まると言われています。
※出生体重が2500g未満の赤ちゃんを低出生体重児と呼びます。

 

●歯周病にかからないためには?

「歯磨き」が基本中の基本です。子供の頃から大切だと言われてきましたが、大人になっても、妊婦さんになっても歯磨きは非常に重要です。歯の間に食べかすがある場合は、デンタルフロスや歯間ブラシを使ってキレイに取り除きましょう。毎食後に磨くのが理想ですが、体調が優れない時は、夜寝る前だけでも時間をかけてしっかりと磨いてくださいね。

 

●セルフチェックで歯周病を確認してみよう

以下の(1)~(8)の項目に、ひとつでも心当たりがある方は要注意!お腹の赤ちゃんのためにも、早めに歯医者さんを受診してチェックしてもらいましょう。

 

歯周病チェック項目 reten01-003
(1)ブラッシング時に歯ぐきから出血する
(2)食べ物が歯ぐきにはさまる
(3)口の中がネバネバする
(4)口臭が気になる
(5)歯肉がむずがゆい
(6)歯肉が赤く腫れている
(7)かたい物が噛みにくい
(8)歯が長くなったような気がする

 

●妊娠中の治療の疑問について

妊娠中の麻酔やレントゲンが赤ちゃんに影響しないか、とても心配ですよね。よくある疑問についてまとめてみました。

 

妊娠中のレントゲン撮影ってあり?

歯科用のレントゲンは口元のみの撮影であり、お腹から照射位置が離れていること、また防護エプロンを着用することから、赤ちゃんへの影響はほぼないと考えられています。それでも不安な方は、納得いくまで歯医者さんに相談してみるのが良いでしょう。

 

麻酔治療をしてもよい?

歯科で使用する局所麻酔は、赤ちゃんへの影響はほとんどないとされています。逆に、痛みを我慢して強いストレスを感じる方が体に良くない場合もあります。ただし、過去に麻酔で気分が悪くなった経験がある方は、必ず事前に伝えてください。

 

親知らずを抜いてもよい?

妊娠中はホルモンバランスの変化で親知らずが痛み出すこともあります。しかし、妊娠中の抜歯は極力避けたいと考える歯科医師も多く、消毒や薬で様子を見るケースが一般的です。もしトラブルになりそうな親知らずがある場合は、可能であれば妊娠前に相談・対応しておくのが理想的です。

 

 

ホワイトニングはできる?

ホワイトニング薬剤を使用するため、妊娠中は避けたほうが安心です。ホワイトニングは緊急性の高い治療ではないため、出産し、授乳期を終えてから落ち着いてスタートさせるのが良いでしょう。

 

 

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